Fess は Java 実行環境があればどの OS でも実行可能です。動作環境は以下のとおりです。
Java がインストールされていない場合は以下の手順でJavaをインストールしてください。
JavaScriptが有効な状態でOracle社の「Java SE Downloads」ページにアクセスします。
JavaSE7の「Download JDK」をクリックします。(JavaScriptが無効になっているとダウンロードが有効となりません)
JavaScriptが有効になっているかどうかは、下記のように確認できます。(Internet Explorer 9 の場合)
- メニューバーで [ツール] をクリックします。
- [インターネット オプション] をクリックします。
- [セキュリティ] タブをクリックします。
- [レベルのカスタマイズ] をクリックします。
- [スクリプト] のセクションが表示されるまでスクロールします。
- [アクティブ スクリプト] セクションで [有効にする] のラジオボタンがをオンなっているかを確認する。
- オフになっている場合はオンにし、[OK] をクリックします。
「Oracle Binary Code License Agreement for Java SE 」を読んでライセンスに同意されたら「Accept License Agreement」にチェックを入れます。
インストールを行うパソコンのOSに合わせてJDKのダウンロードを行います。 Windwos 64ビットの場合は「Windows x64」、Windows 32ビットの場合は「Windows x86」を選択します (以下はWindows 64ビット版の例です) 。
使用しているパソコンがどちらなのかは、下記のように確認できます。(Windows 7の場合)
- [コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[システム]で、「システムの種類」に表示されます。
ダウンロードしたJDKインストーラー (jdk-7u7-windows-x64.exe) を実行します。 (以下はWindows 64ビット版の例です)
Windowsの設定によっては、「次のプログラムにこのコンピュータへの変更を許可しますか?」というダイアログが表示されることがあります。その場合、[はい]ボタンをクリックしてください。
インストーラが起動します。[次へ]ボタンを押します。
インストール先のフォルダが変更できます。デフォルトのままで問題なければ、[次へ]ボタンを押します。
JDKのインストールが開始されるので、しばらく待ちます。
JDKのインストール後、使用のパソコンにJREがインストールされていなければ、JREのインストールが実行されます。 JDK同様にインストール先のフォルダの変更が可能ですが、基本的にはJDKと同フォルダで問題ありません。 [次へ]ボタンを押します。
JREのインストールが開始されるので、しばらく待ちます。
インストール完了のメッセージが表示されます。 [閉じる]ボタンを押します。
インストール完了です。
インストールされたコンポーネントは、以下の2つです。以下で確認できます。(Windows 7の場合)
- [コントロールパネル]→[プログラム]→[プログラムと機能]の一覧に表示されます。
- Java SE Development Kit 7 Update 6 (64-bit)
- Java(TM) 7 Update 6 (64-bit)
「環境変数」とは、プログラムに渡される設定情報です。コマンドプロンプトでJDKのコマンドを実行するために、Javaインストールの後、環境変数の設定が必要です。
Windows 7 では以下のように設定します。[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[システム]→[システムの詳細設定]→[環境変数]を選択します>。
「システムとセキュリティ」をクリックします。
「システム」をクリックします。
「詳細設定」をクリックします。
「環境変数」をクリックします。
「システム環境変数」の「新規」ボタン(画面下部)をクリックします。
「変数名」には「JAVA_HOME」と入力します。
「変数値」には、JDKがインストールしたディレクトリを記述します。
エクスプローラで「C:\Program Files\Java」を開き、「jdk・・・」というフォルダを探して、そのアドレスを>記述します。
たとえばjdkのバージョン1.7.0_07をインストールした場合は、「C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_07」となり>ます。
記述後、「OK」を押します。
「システム環境変数」のリストから、「変数」が「Path」である行を探します。
その行をクリックして編集ボタンを押して開き、「変数値」の末尾に「;%JAVA_HOME%\bin」という文字列を追加>し、「OK」をクリックします。
http://sourceforge.jp/projects/fess/releases/ から最新の Fess パッケージをダウンロードします。
URL先のリリースファイル一覧から「fess-server-7.0.1.zip」をクリックします。
http://localhost:8080/fess/ にアクセスすることによって、起動を確認できます。
管理 UI は http://localhost:8080/fess/admin/ です。 デフォルトの管理者アカウントのユーザー名/パスワードは、admin/admin になります。 管理者アカウントはアプリケーションサーバーにより管理されています。 Fess の管理 UI では、アプリケーションサーバーで fess ロールで認証されたユーザーを管理者として判断しています。
binフォルダにあるshutdown.batファイルをダブルクリックして、Fessを停止させます。
Unix環境の場合はshutdown.shを実行します。
$ ./bin/shutdown.sh
管理者アカウントはアプリケーションサーバーにより管理されています。 標準の Fess サーバーは Tomcat を利用しているので、Tomcat のユーザー変更方法と同様になります。 変更する場合は、conf/tomcat-user.xml の admin アカウントのパスワードを修正してください。
<user username="admin" password="admin" roles="fess"/>
Fess サーバーには Solr が組み込まれていますが、アクセスするためにはパスワードが必要になります。 実運用などにおいては、デフォルトのパスワードを変更してください。
パスワードの変更方法は、まず、conf/tomcat-user.xml の solradmin のパスワード属性を変更します。
<user username="solradmin" password="solradmin" roles="solr"/>
次に webapps/fess/WEB-INF/classes/fess_solr.dicon の以下のパスワードの箇所を tomcat-user.xml で指定したものを記述します。
<component class="org.apache.commons.httpclient.UsernamePasswordCredentials"> <arg>"solradmin"</arg> <!-- Username --> <arg>"solradmin"</arg> <!-- Password --> </component>